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- 導入事例・江戸製版印刷株式会社
1928年の創業以来、漫画製版事業を中心としてデジタルコンテンツ制作事業、オンデマンド印刷事業、グッズ企画・制作事業、インターネット販売事業など幅広く事業を展開している。
長年培ってきたノウハウを活かして、その時代での顧客ニーズを的確にキャッチし高品質な製品を提供し続けている。
今回の導入機種
製品の主な導入目的
江戸製版印刷株式会社
製造部 課長
野坂 昌之氏
ペーパーレス化と業務の効率化を一挙に解消
「従来環境でペンタブレットが使えるのか不安があり正直導入を迷っていましたが、製造部内のペーパーレス化と作業環境の効率化を進めたく導入を決めました」と野坂氏は語る。
データ入稿した顧客からの指定や画稿データを出力してオペレート、検品を行っていた従来の環境から「ダウンロード、出力時間と出力コストを削減する」を目指し導入に踏み切った。
「液タブ内で業務を進める新たな取り組みにより指定のPDFデータに注釈を入れて社内やお客様とのやり取りが直接できる様になり、オペレーターの手間、時間、コストが削減できそうです」
江戸製版印刷株式会社では取材にご協力いただいた東京本社の他に、本体にリングホイールやエクスプレスキーを搭載した本社より一回り大きい「Artist24 Pro」を函館事業所で導入いただいた。Photoshopを使用した「ハイライト製版」など画像処理でご使用されているという。
製品選びの際に重要視したポイント
アナログ環境に近い状態でペーパーレス化するのに重要な画面サイズ
「B4~A3サイズの印刷物を扱う事が多く、なるべく実際の印刷に近い環境でチェックをするために大きい画面サイズの液晶ペンタブレットが必要でした。」
今回導入した「Artist 22セカンド」は低価格ながら十分な画面サイズを持ったモデルとなっている。
また、ペーパーレス化のきっかけが掴めなかったところで『法人向け無料貸し出しプログラム』があることを知り、実使用感を確かめられたという点が導入の決め手の一つとなったようだ。
「ペーパーレス化そのものは兼ねてから課題となっていたものの、手探りの状態からいきなり全社員分の機材を一度に購入するとなるとなかなかハードルが高いところがあります。貸出機を一人一人に実環境の中で使ってもらい、検証を進められた事でシームレスに導入へと踏み切ることができました。」
江戸製版印刷株式会社
製造部
石森 孝氏
実際の運用方法や使用感について
「Artist 22セカンド」+「PCモニター」+「ノートPC」の3画面構成。作業時には「AC19ショートカットリモート」を併用している。
サブモニターとしても活用できる液晶ペンタブレット
「製版の検品作業で主に使用しています。画面サイズが大きく、サブモニターとして使用するのにも最適で、入稿されたPDFデータへの指定などをチェックするのも容易です。導入の際に板タブも検討していたものの、液タブならではの画面へ直接書き込めるという特徴が紙媒体での作業と感覚的に近かったのが良かったです。」
今回導入した「Artist 22セカンド」は100x100mmのVESAマウントに対応しており、高さや位置を自由に調整したい場合にモニターアームを取り付ける事も可能。
「モニターアームを使用することで実際の本を見る角度で入稿データをチェックしたり、高さを変えて机の作業スペースを有効活用することができるので重宝しています。標準のスタンドも角度調整しやすいものになっているので、モニターアームを使っていない社員は作業時に疲れにくい角度を各々で見つけて使用しているようです。」
導入したことによるメリットや製品の気に入った点など
使用スタイルにあわせられるカスタマイズ性
「書き心地がスムーズなことと、作業が長時間となる為ペンの充電が不要である事も大きなポイントだと思います。設定や配線についても特に躓かずにストレスなく導入することができました。」
作業時には「Artist 22セカンド」と合わせて「AC19ショートカットリモート」を導入し、より効率的に操作ができる環境になっている。
「AC19のキー9個を全てに機能を割り当ててはいませんが、主にPDFファイルをAdobe Acrobat Reader DCを使ってチェックしている際、ホイールによる『拡大縮小』やキーに『ページ送り』などのキーボードショートカットを割り当てて使用しています。」
また、ちょっとした作業を行う際にはAC19ではなくスタイラスペンに搭載のサイドボタンへページ送りを登録して使うなど、スタイルに合わせて使い分けているようだ。
業務のデジタル化を考えていた中、液晶ペンタブレットを導入することによって、PCやソフトの買い替え更新もせずに、デジタルデータのまま作業を行えるのではと、デモ機による評価を行った。評価の結果を踏まえ導入した為、すぐに作業をデジタル化でき、作業効率が上がりペーパーレス化にもつながった。
高い品質を誇る同社の細やかな作業は経験と知識を持つスタッフなくしては行えない作業。業務に集中できる環境整備はスタッフにも大好評だという。業務の効率化によって、お客様のために「可能性をカタチにして、新たな価値を生み出す」モノづくりに更に邁進していけるそうである。
※撮影時以外はマスクを着用の上、感染症対策を行っております。
作業効率アップ
デジタル化は作業効率を大幅にアップします。例えばデジタル署名は、紙ベースの署名の代替となるだけでなく、職場の効率性の向上にもつながります。同様に、スタイラスペンも利便性をもたらします。XP-Penスタイラスペンでは、マウス入力に基づくデジタルインク機能を駆使した手書きが可能となっており、従来の手法からデジタル技術への移行を実現します。